慢性的な肩こりに悩まされていませんか?肩こりは、放置すると頭痛や吐き気を引き起こすだけでなく、日常生活にも支障をきたす深刻な問題です。このページでは、肩こりの原因を詳しく解説し、整骨院での施術が肩こり解消にどのように効果を発揮するのかを分かりやすく説明します。マッサージや電気治療、矯正といった具体的な施術内容に加え、施術の効果を高めるためのセルフケアや、自分に合った整骨院の選び方まで網羅的に解説。肩こりの原因を理解し、適切な施術を受けることで、つらい肩こりから解放され、快適な毎日を取り戻しましょう。
1. 肩こりの原因とは?
肩こりは、国民病とも言えるほど多くの人が悩まされている症状です。その原因は実に様々で、一つに特定できることは少なく、複数の要因が複雑に絡み合っているケースがほとんどです。ここでは、肩こりの主な原因を詳しく解説していきます。
1.1 筋肉の緊張
肩こりの最も一般的な原因は、肩や首周りの筋肉の緊張です。長時間同じ姿勢での作業や、猫背などの姿勢の悪さ、冷え、精神的なストレスなどが、筋肉の緊張を引き起こします。
1.1.1 デスクワーク
パソコン作業や書類仕事など、長時間同じ姿勢を続けるデスクワークは、肩や首周りの筋肉に大きな負担をかけます。特に、キーボードやマウス操作で腕を前に出し続ける姿勢は、肩甲骨周りの筋肉を緊張させ、肩こりの原因となります。
1.1.2 スマホの使いすぎ
スマートフォンを長時間使用することで、うつむき姿勢が続き、首や肩への負担が増加します。この姿勢は「ストレートネック」と呼ばれる状態を招き、肩こりだけでなく、頭痛や吐き気を引き起こすこともあります。
1.1.3 運動不足
運動不足になると、筋肉が衰え、血行が悪くなります。すると、筋肉が硬くなりやすく、肩こりになりやすくなります。また、運動不足は、ストレスを溜め込みやすくする原因にもなります。
1.2 姿勢の悪さ
猫背や前かがみの姿勢は、肩や首周りの筋肉に負担をかけ、肩こりを引き起こす大きな原因となります。正しい姿勢を保つことで、筋肉への負担を軽減し、肩こりの予防・改善に繋がります。
1.2.1 猫背
猫背は、背中が丸まり、頭が前に出ている姿勢です。この姿勢は、肩甲骨が外側に広がり、肩や首周りの筋肉が常に引っ張られた状態になります。その結果、筋肉が緊張し、肩こりへと繋がります。
1.2.2 ストレートネック
本来、人間の首の骨は緩やかなカーブを描いていますが、ストレートネックは、そのカーブが失われ、まっすぐになっている状態です。スマホの使いすぎやデスクワークなどで長時間うつむき姿勢を続けることで、首の骨の形状が変化し、ストレートネックになりやすくなります。ストレートネックになると、首や肩への負担が増加し、肩こりを引き起こしやすくなります。
1.3 血行不良
血行不良は、筋肉に十分な酸素や栄養が供給されなくなるため、筋肉が硬くなり、肩こりの原因となります。冷え性や運動不足、睡眠不足などは血行不良を招きやすいため、注意が必要です。
1.3.1 冷え性
体が冷えると、血管が収縮し、血行が悪くなります。特に、女性は男性に比べて筋肉量が少なく、冷えやすい傾向があるため、肩こりになりやすいと言われています。体を温めることで、血行が促進され、肩こりの改善に繋がります。
1.3.2 運動不足
運動不足は、筋肉のポンプ機能を低下させ、血行不良を引き起こします。適度な運動は、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。
1.4 ストレス
ストレスは、自律神経のバランスを崩し、筋肉を緊張させる原因となります。精神的なストレスだけでなく、肉体的な疲労もストレスの一種です。ストレスを溜め込まないよう、リラックスする時間を作るなど、工夫することが大切です。
ストレスの種類 | 影響 |
---|---|
精神的ストレス | 不安や緊張、怒りなど、精神的なストレスは、自律神経のバランスを崩し、筋肉を緊張させ、肩こりを悪化させます。 |
肉体的ストレス | 過度な運動や長時間労働、睡眠不足など、肉体的なストレスも、筋肉の疲労や緊張を引き起こし、肩こりの原因となります。 |
1.5 目の疲れ
パソコンやスマートフォンの長時間使用は、目の筋肉を疲労させ、その影響が肩や首の筋肉にまで及ぶことがあります。目の疲れを軽減するために、こまめな休憩や目の体操を取り入れることが重要です。
これらの原因が単独で、あるいは複合的に作用することで肩こりが引き起こされます。自分の肩こりの原因を理解し、適切な対策を行うことが重要です。
2. 整骨院で肩こりが解消するメカニズム
肩こりは、肩周辺の筋肉の緊張や血行不良、姿勢の悪さなど、様々な要因が複雑に絡み合って起こります。整骨院では、これらの原因にアプローチすることで、肩こりの根本的な改善を目指します。そのメカニズムを、筋肉、骨格、血行、自律神経の4つの側面から詳しく解説します。
2.1 筋肉へのアプローチ
肩こりの主な原因は、肩や首周りの筋肉の過緊張です。デスクワークやスマートフォンの長時間使用など、同じ姿勢を続けることで、筋肉は疲労し、硬くなってしまいます。整骨院では、マッサージやストレッチなどの手技療法を用いて、緊張した筋肉を緩め、柔軟性を取り戻すことで、肩こりの緩和を促します。筋肉が柔らかくなることで、血行も改善され、肩こりの原因となる老廃物の排出も促進されます。
2.1.1 トリガーポイントへのアプローチ
筋肉の中には、「トリガーポイント」と呼ばれる、特に硬くなっている部分が存在することがあります。トリガーポイントは、肩こりだけでなく、頭痛や吐き気などの症状を引き起こすこともあります。整骨院では、トリガーポイントを的確に刺激することで、筋肉の緊張を緩和し、症状の改善を図ります。
2.2 骨格へのアプローチ
猫背やストレートネックなどの姿勢の悪さは、肩こりの大きな原因の一つです。不良姿勢は、肩や首周りの筋肉に負担をかけ、血行不良を招き、肩こりを悪化させます。整骨院では、骨盤や背骨の歪みを矯正することで、正しい姿勢へと導き、肩への負担を軽減します。骨格のバランスが整うことで、筋肉への負担が軽減され、肩こりの改善につながります。
2.2.1 姿勢と肩甲骨の関係性
肩甲骨は、肩関節の動きに重要な役割を果たしています。姿勢が悪くなると、肩甲骨の動きが制限され、肩こりの原因となります。整骨院では、肩甲骨の可動域を広げる施術を行うことで、肩周りの筋肉の柔軟性を高め、肩こりの改善を目指します。
2.3 血行促進効果
血行不良は、肩こりの原因の一つです。筋肉が緊張すると、血管が圧迫され、血行が悪くなります。血行が悪くなると、筋肉に十分な酸素や栄養が供給されなくなり、老廃物が蓄積されやすくなります。整骨院では、マッサージや温熱療法などによって血行を促進し、筋肉への酸素供給を促し、老廃物の排出をスムーズにすることで、肩こりの改善を図ります。
施術 | 血行促進効果 |
---|---|
マッサージ | 筋肉を直接刺激することで血行を促進 |
温熱療法 | 温めることで血管を拡張し血行を促進 |
2.4 自律神経への作用
ストレスや不規則な生活習慣は、自律神経のバランスを崩し、肩こりを悪化させる要因となります。自律神経の乱れは、筋肉の緊張を高め、血行不良を招き、肩こりを引き起こしやすくなります。整骨院では、リラックス効果のある施術や生活習慣の指導などを通して、自律神経のバランスを整え、肩こりの根本的な改善を目指します。
2.4.1 副交感神経の活性化
副交感神経は、リラックスした状態のときに優位になる神経です。整骨院での施術は、副交感神経を活性化し、心身のリラックスをもたらす効果が期待できます。リラックスすることで、筋肉の緊張が緩和され、肩こりの改善につながります。
3. 整骨院の肩こり施術の種類と効果
肩こりの施術といっても、その症状や原因は人それぞれです。整骨院では、患者さんの状態に合わせて様々な施術方法を組み合わせ、最適なプランを提案してくれます。ここでは、代表的な肩こり施術の種類と、それぞれの効果について詳しく解説します。
3.1 マッサージ
マッサージは、肩こり施術の基本と言えるでしょう。直接筋肉に触れることで、緊張を和らげ、血行を促進します。肩や首、背中などの筋肉を丁寧にほぐすことで、こり固まった筋肉が柔らかくなり、痛みが軽減されます。また、マッサージによって老廃物の排出も促されます。
3.2 電気治療
電気治療は、低周波や高周波の電流を用いて、筋肉の痛みや炎症を抑える施術です。肩こりの原因となる筋肉の緊張を緩和するだけでなく、血行促進効果も期待できます。温熱効果のある電気治療もあり、患部を温めることでリラックス効果を高めることも可能です。症状に合わせて、適切な周波数や電流強度が調整されます。
3.3 鍼灸治療
鍼灸治療は、細い鍼をツボに刺したり、もぐさを燃やして温熱刺激を与えることで、体の機能を調整する施術法です。肩こりの場合、肩や首、背中周辺のツボに鍼を刺すことで、筋肉の緊張を緩和し、血行を促進します。また、自律神経のバランスを整える効果も期待できます。東洋医学に基づいた施術で、体全体のバランスを整えながら肩こりを改善していきます。
3.4 矯正
骨盤や背骨の歪みは、肩こりの原因となることがあります。矯正では、歪みを整えることで、姿勢を改善し、肩への負担を軽減します。骨格のバランスが整うことで、筋肉の緊張も緩和され、肩こりの根本的な改善につながります。施術は、ボキボキと音を鳴らすようなものから、ソフトなものまで様々です。
3.5 超音波治療
超音波治療は、高周波数の音波を患部に照射することで、温熱効果やミクロマッサージ効果をもたらす施術です。筋肉の深部まで温めることで、血行を促進し、痛みや炎症を和らげます。また、超音波の振動によるミクロマッサージ効果は、筋肉の緊張を緩和し、柔軟性を高めます。他の施術と併用されることも多いです。
施術方法 | 効果 | 特徴 |
---|---|---|
マッサージ | 筋肉の緊張緩和、血行促進、老廃物排出促進 | 直接筋肉に触れることで、こり固まった部分を丁寧にほぐす |
電気治療 | 筋肉の痛みや炎症を抑える、血行促進、温熱効果 | 低周波や高周波の電流を用いる、温熱効果のある種類もある |
鍼灸治療 | 筋肉の緊張緩和、血行促進、自律神経のバランス調整 | 東洋医学に基づいた施術、鍼灸師の資格が必要 |
矯正 | 姿勢改善、肩への負担軽減、骨格バランス調整 | 骨盤や背骨の歪みを整える |
超音波治療 | 温熱効果、ミクロマッサージ効果、血行促進、痛みや炎症の緩和 | 高周波数の音波を患部に照射する |
これらの施術は、単独で行われることもありますが、患者さんの状態に合わせて組み合わせて行われることが一般的です。例えば、マッサージで筋肉をほぐした後、電気治療で炎症を抑え、さらに鍼灸治療で自律神経のバランスを整えるといった組み合わせが考えられます。どの施術が最適かは、体の状態や肩こりの原因によって異なるため、しっかりと相談することが大切です。
4. 整骨院での肩こり治療のメリット・デメリット
肩こりの治療院として、整骨院を選択する際には、メリットとデメリットの両方を理解した上で判断することが大切です。ご自身に合った治療院選びの参考にしてください。
4.1 整骨院のメリット
4.1.1 国家資格保有者による施術
整骨院では、国家資格である柔道整復師が施術を行います。身体の構造や機能に関する専門的な知識と技術を持つ柔道整復師が、肩こりの原因を的確に判断し、適切な施術を提供します。専門家による施術は、安全性と効果の両面で安心感につながります。
4.1.2 健康保険適用
整骨院での肩こり治療は、原因が急性外傷(捻挫、打撲、挫傷)である場合、健康保険の適用を受けることができます。慢性的な肩こりや原因が不明な場合は、自費診療となる場合があるので、事前に確認しておきましょう。保険適用となることで、経済的な負担を軽減しながら治療を受けることができます。
4.1.3 原因に合わせた施術
肩こりの原因は、筋肉の緊張や姿勢の悪さ、血行不良、ストレス、内臓の不調など、人によって様々です。整骨院では、問診や検査を通して個々の原因を特定し、マッサージ、電気治療、鍼灸治療、矯正、超音波治療など、多様な施術の中から最適な方法を組み合わせて治療プランを立てます。原因に合わせたオーダーメイドの施術を受けることで、より効果的な改善が期待できます。
4.2 整骨院のデメリット
4.2.1 施術効果に個人差がある
整骨院の施術効果は、肩こりの状態や原因、体質、生活習慣などによって個人差があります。施術を受けた全員に同じ効果が現れるとは限らないことを理解しておく必要があります。また、施術の効果を実感するまでに、ある程度の期間や頻度の通院が必要となる場合もあります。
4.2.2 通院の必要性
整骨院での治療は、基本的に通院が必要となります。定期的に通院することで、施術効果の維持や再発防止につながります。しかし、仕事や家事などで忙しい方にとっては、通院の時間が負担となる場合もあるでしょう。通院頻度や時間については、施術者と相談しながら調整していくことが可能です。
メリット | デメリット |
---|---|
国家資格保有者による施術 | 施術効果に個人差がある |
健康保険適用(急性外傷の場合) | 通院の必要性 |
原因に合わせた施術 |
5. 肩こり施術の効果を高めるためのポイント
せっかく整骨院で施術を受けても、その効果を長く維持したり、より高めたりするためには、施術後や日常生活での取り組みが重要です。ご自身の生活習慣を見直し、積極的にケアに取り組むことで、肩こりの根本改善を目指しましょう。
5.1 施術後のセルフケア
整骨院での施術後は、体がリラックスした状態になっています。この状態を維持し、施術効果を高めるためには、以下のセルフケアがおすすめです。
5.1.1 入浴
施術当日は、激しい運動や長時間の入浴は避け、ぬるめのお湯に浸かるようにしましょう。血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎ、リラックス効果も期待できます。
5.1.2 ストレッチ
整骨院で教えてもらったストレッチを自宅でも行いましょう。毎日継続することで、筋肉の柔軟性を維持し、肩こりの再発予防に繋がります。首、肩、背中周りのストレッチを重点的に行うと効果的です。
5.1.3 休息
施術後は、十分な休息を取りましょう。睡眠不足は肩こりの原因となるため、質の高い睡眠を心がけることが重要です。
5.2 日常生活での姿勢改善
日常生活における姿勢の悪さは、肩こりの大きな原因の一つです。日頃から正しい姿勢を意識することで、肩への負担を軽減し、施術効果の持続に繋がります。
5.2.1 デスクワーク時の姿勢
デスクワークを行う際は、モニターの位置を目線と同じ高さに調整し、背筋を伸ばし、足を床にしっかりとつけることを意識しましょう。長時間同じ姿勢を続ける場合は、こまめに休憩を取り、軽いストレッチを行うことが大切です。
5.2.2 スマートフォンの使用時の姿勢
スマートフォンの操作中は、画面を目線の高さまで持ち上げ、首を前に傾けないように注意しましょう。長時間使用を避け、こまめな休憩を挟むことも重要です。
5.2.3 立っている時の姿勢
立っている時は、背筋を伸ばし、お腹に力を入れることを意識しましょう。猫背にならないように注意し、左右のバランスにも気を配ることが大切です。
5.3 適度な運動
適度な運動は、血行を促進し、筋肉の柔軟性を高める効果があります。肩こりの予防・改善だけでなく、健康維持のためにも、無理のない範囲で運動を取り入れましょう。
運動の種類 | 効果 | 注意点 |
---|---|---|
ウォーキング | 全身の血行促進、筋力強化 | 正しい姿勢で歩く |
水泳 | 浮力による負担軽減、全身運動 | 水温に注意 |
ヨガ | 柔軟性向上、リラックス効果 | 無理なポーズは避ける |
ストレッチ | 筋肉の柔軟性向上、血行促進 | 呼吸を止めない |
これらの運動は、週に2~3回、30分程度行うのがおすすめです。自身の体力や体調に合わせて、無理のない範囲で継続することが大切です。激しい運動は逆効果となる場合があるため、避けるようにしましょう。運動後に肩や首に痛みを感じた場合は、すぐに中止し、安静にしてください。
6. 肩こりにおすすめの整骨院の選び方
肩こりの辛さから解放されるためには、自分に合った整骨院選びが重要です。数ある整骨院の中から、最適な場所を見つけるためのポイントを詳しく解説します。
6.1 口コミや評判をチェックする
インターネット上の口コミサイトや、知人からの評判は貴重な情報源です。様々な意見を参考にしながら、自分に合った整骨院かどうかを見極めましょう。ただし、口コミはあくまでも参考情報の一つとして捉え、最終的な判断はご自身で行うことが大切です。
口コミの内容をよく読んで、施術内容や院の雰囲気について把握しましょう。複数のサイトをチェックすることで、より客観的な評価を得ることができます。
6.2 専門性・得意分野を確認する
整骨院によって得意とする施術や専門分野が異なります。肩こりの原因は人それぞれ異なるため、ご自身の症状に合った施術を提供してくれる整骨院を選ぶことが重要です。例えば、慢性的な肩こりに悩んでいる方は、姿勢矯正や骨盤調整を得意とする整骨院が適しているかもしれません。スポーツによる怪我や急性の痛みには、スポーツ外傷に特化した整骨院を選ぶと良いでしょう。
ホームページなどで施術内容や専門分野を確認し、ご自身の症状に合った整骨院を選びましょう。
6.3 アクセス・通いやすさを考慮する
継続して通院することが肩こり改善の鍵となります。自宅や職場から近く、通いやすい場所にある整骨院を選ぶことで、治療を継続しやすくなります。駅からの距離や駐車場の有無なども考慮しましょう。
6.4 院内の雰囲気
清潔感があり、リラックスできる雰囲気の整骨院を選ぶことは、快適な施術を受ける上で重要です。初めて訪れる際は、院内の雰囲気やスタッフの対応にも注目してみましょう。居心地の良い空間で施術を受けることで、心身ともにリラックスし、治療効果を高めることができます。
6.5 施術内容・方針の確認
整骨院によって施術内容や方針は様々です。ご自身の希望や症状に合った施術方法を提供してくれるかを確認しましょう。カウンセリング時にしっかりと説明を受け、納得した上で施術を受けることが大切です。
確認すべきポイント | 詳細 |
---|---|
施術方針 | 痛みに対する考え方、施術のアプローチ方法などを確認しましょう。 |
施術内容の説明 | どのような施術を行うのか、具体的な内容を事前に確認しましょう。 |
施術時間 | 施術時間の長さや、どのくらいの頻度で通院する必要があるのかを確認しましょう。 |
アフターケア | 施術後のセルフケア指導や、日常生活での注意点などについて確認しましょう。 |
6.6 設備の充実度
最新の機器を導入しているか、清潔な環境が保たれているかなど、設備の充実度も整骨院選びの重要なポイントです。清潔で最新の設備が整っている整骨院は、より質の高い施術を受けられる可能性が高まります。
ホームページや見学などで設備の状況を確認しておきましょう。
7. 整骨院と整体院、接骨院の違い
肩こりでお悩みの方は、「整骨院」「接骨院」「整体院」と似たような名前の施設があり、どこに行けば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。それぞれ施術内容や目的が異なるため、ご自身の症状や希望に合った施設を選ぶことが大切です。この章では、それぞれの違いを分かりやすく解説します。
7.1 整骨院・接骨院
実は整骨院と接骨院は同じものです。どちらも「柔道整復師」という国家資格を持った施術者が運営しています。骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷などのケガを専門的に扱い、健康保険の適用が可能です。肩こりの場合、原因がこれらのケガに起因する場合には保険適用となる可能性があります。また、肩こりだけでなく、腰痛や膝痛など、様々な身体の痛みにも対応しています。
7.2 整体院
整体院は、民間資格で運営されている施設です。そのため、施術内容や料金設定は各院によって大きく異なります。整体では、身体の歪みを整えたり、筋肉の緊張を緩和したりすることで、肩こりや腰痛などの改善を目指します。リラクゼーションを目的とした施術を提供している整体院も多いです。健康保険は適用されません。
項目 | 整骨院・接骨院 | 整体院 |
---|---|---|
資格 | 国家資格(柔道整復師) | 民間資格 |
専門分野 | 骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷などのケガ | 身体の歪み調整、筋肉の緩和、リラクゼーションなど |
健康保険 | 適用可(ケガの場合) | 適用不可 |
施術内容 | マッサージ、電気治療、温熱療法、テーピングなど | 手技療法、ストレッチ、整体機器など多様 |
目的 | ケガの治療、痛みの緩和、機能回復 | 身体の歪み調整、リラクゼーション、健康増進など |
このように、整骨院(接骨院)と整体院は、それぞれ異なる特徴を持っています。ご自身の症状や希望に合った施設を選ぶことで、より効果的な施術を受けることができます。肩こりの原因がケガによるものか、日頃の姿勢や生活習慣によるものかなどを考慮し、適切な施設を選びましょう。もし迷う場合は、それぞれの施設に問い合わせて相談してみるのも良いでしょう。
8. よくある質問
肩こりでお悩みの方からよくいただく質問をまとめました。整骨院での施術を受ける際の参考にしてください。
8.1 整骨院はどのくらいの頻度で通うべきですか?
肩こりの状態や施術内容によって異なりますが、一般的には週に1~2回程度の通院が推奨されています。急性期の強い痛みがある場合は、集中的に施術を行うことで早期の回復を目指せることがあります。一方で、慢性的な肩こりの場合は、痛みの根本原因にアプローチしていくため、定期的な通院が必要となるでしょう。施術を受ける中で、ご自身の状態に合わせた適切な通院頻度について相談することをおすすめします。
8.2 施術時間はどれくらいですか?
施術時間は、症状や施術内容によって異なりますが、多くの場合30分~1時間程度です。初回はカウンセリングや検査に時間を要するため、施術時間に加えて30分程度の時間をみておくと良いでしょう。2回目以降は、施術内容によって多少前後しますが、おおむね初回と同じくらいの時間と考えておくと良いでしょう。ただし、症状が重い場合や、複数の施術を組み合わせる場合は、施術時間が長くなる場合もあります。事前に確認しておくと安心です。
8.3 どのような服装で行けば良いですか?
動きやすい服装がおすすめです。施術部位を出しやすい服装であれば、着替えの手間も省けます。スカートやタイトなパンツ、締め付けの強い下着などは避け、ゆったりとした服装で来院しましょう。ジャージやスウェットなどが適しています。施術着を用意している整骨院もありますので、不安な場合は事前に問い合わせてみると良いでしょう。
8.4 予約は必要ですか?
整骨院によって異なりますが、予約制の整骨院が多いです。予約なしでも受け付けている場合もありますが、待ち時間が発生したり、希望の時間帯に施術を受けられない可能性もあります。スムーズに施術を受けるためにも、事前に予約することをおすすめします。特に、初めて来院する際は、問診票の記入やカウンセリングなど、施術以外の時間も必要となりますので、余裕を持って予約しましょう。Webサイトや電話で簡単に予約できる整骨院も多いので、活用してみてください。
8.5 施術後に気を付けることはありますか?
施術後は、血行が良くなっているため、激しい運動や飲酒、長時間の入浴は控えるようにしましょう。また、施術の効果を持続させるためには、日常生活での姿勢や睡眠の質にも気を配ることが大切です。施術を受けた整骨院から、具体的な注意点や日常生活でのアドバイスがある場合は、それに従うようにしましょう。
8.6 健康保険は使えますか?
整骨院では、健康保険が適用される場合と、適用されない場合があります。急性の外傷(骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷)であれば健康保険が適用されますが、慢性的な肩こりや、原因が特定できない肩こりの場合は、自費診療となる場合がほとんどです。適用されるかどうかは、症状や原因によって判断されますので、事前に確認することをおすすめします。
8.7 肩こりの種類について教えてください
肩こりは、大きく分けて「緊張型肩こり」「肩甲上神経絞扼性障害」「頸椎椎間板ヘルニア」「胸郭出口症候群」などの種類があります。それぞれの症状や原因は異なり、適切な施術方法も変わってきます。
種類 | 症状 | 原因 |
---|---|---|
緊張型肩こり | 肩や首の筋肉が硬くなり、重だるい痛みやこわばりを感じる | 長時間のパソコン作業やスマホの使いすぎ、姿勢の悪さ、冷え、ストレスなど |
肩甲上神経絞扼性障害 | 肩甲骨周辺の痛みやしびれ、腕の挙上困難 | 肩甲上神経が圧迫されることによる |
頸椎椎間板ヘルニア | 首や肩の痛み、腕のしびれや麻痺 | 頸椎の椎間板が飛び出し、神経を圧迫することによる |
胸郭出口症候群 | 肩や腕、手のしびれや痛み、冷感、脱力感 | 鎖骨や肋骨の間を通る神経や血管が圧迫されることによる |
ご自身の肩こりの種類を自己判断することは難しいため、気になる症状がある場合は、専門家である整骨院に相談することをおすすめします。
9. まとめ
肩こりは、筋肉の緊張や姿勢の悪さ、血行不良、ストレス、目の疲れなど様々な原因で引き起こされます。つらい肩こりを解消するためには、原因に合わせた適切な施術を受けることが重要です。整骨院では、国家資格を持った施術者が、マッサージや電気治療、鍼灸治療、矯正など、様々な方法で肩こりの改善をサポートします。施術の効果を高めるためには、施術後のセルフケアや日常生活での姿勢改善、適度な運動も大切です。整骨院選びの際は、口コミや評判、専門性、アクセス、院内の雰囲気などを参考に、自分に合った整骨院を選びましょう。肩こりに悩んでいる方は、ぜひ一度整骨院に相談してみてください。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。