肩こりの原因とは?

慢性的に続く辛い「肩こり」、その原因は幾つか考えられます。
- 画面を見る機会が多く猫背気味…
- 座ったままの作業が多く常に巻き肩…
- 長時間の運転をよくする…
- 精神的なストレスが多い…
- 枕の高さや、メガネの度数が合っていない…
など上記のような原因があると、身体にはこんな症状や変化が現れます。
・この様な症状でお悩みではありませんか?
- 長年付き添っているものなので仕方が無いと思っている
- 同じ姿勢でいるのが辛い
- 頭痛やめまい、吐き気がする
- 普段の姿勢が悪いと感じる
- 腕まで痺れが来てしまう
- 首、背中まで張って辛い
- 睡眠で疲れが取れづらい
この様な症状が起こってしまうのには肩だけではなく、身体全体に問題が生じていることが多いです。
・この様な姿勢になっていませんか?

いわゆる猫背・巻き肩のような状態になると、どうしても頭と首が前に出てしまい、背中も丸まり、腰も曲がってしまいます。
このような状態では、後頭部から肩甲骨・背中まで付く筋肉(僧帽筋)や、首や背骨の奥深くにある筋肉(肩甲挙筋や多裂筋)で、ボウリングの球ほどの重さがある首を吊っているような感じで支えなければなりません。
更には、内に肩が巻く事によって僧帽筋が横に引き伸ばされ、腰も曲がってくると下方向へも引き伸ばされます。
こうして筋肉は吊る力や、引き伸ばされる力により、筋繊維本来の働きである収縮や繊維の滑走が出来なくなり血行不良に陥ります。
筋肉の間には毛細血管が通っているため、血行不良に陥ると痛みを発する物質「ブラジキニン」が筋肉内で滞留して「首・肩の痛み」「肩こり」や、付随して「頭痛」「めまい」などが症状として現れます。

問題が起こるのは筋肉だけではなく、全身の骨・関節にも問題が生じます。
本来、人間の背骨は様々な力を分散できる様に「緩やかなS字状のカーブ」が連続してできています。ですが、上記の様な姿勢を取り続ける事により、頚椎(首の骨)のカーブが無くなり「ストレートネック」になったり、その連鎖で胸椎(背骨)のカーブも減少、前に行き過ぎた身体のバランスを取るのに腰椎(腰の骨)は後ろに曲がります。
この状態が続く事によって、背骨同士の関節が硬くなり、関節の動きが制限される事によって、更に猫背のような姿勢が定着してしまいます。
当然、身体は全部で一つである為、腰椎から下の骨盤・股関節・膝・足にまで歪みが波及します。
この様に全身に歪みがあると、本来使われるはずの筋肉が使われずに身体を動かす為、様々な筋力が低下し、負担がかかる部位に偏りが出てきてしまい、人間本来の運動連鎖(協調運動)の不調和が発生します。
更には、歪みにより神経へのストレスがかかり神経の流れが悪くなってしまう為、自己回復作用をもつ副交感神経が上手く機能しなくなり身体の自己回復力も低下します。ストレスや不眠、疲れが抜けにくいと感じるのも骨格の歪みが神経に悪影響を及ぼしている事が原因かもしれません。
・当院での治療は…
症状を根本的に改善して再発を防ぐには「深層筋×骨格×運動連鎖+神経」の4つを同時に治療するのがお身体にとって最善の治療です。
☑︎凝り固まり癒着した深層の筋肉や筋膜を改善する「トリガーポイント療法」
常にストレスがかかり続けた身体は、表層のさらに奥にある深層の筋肉や筋膜まで硬くなり癒着してしまいます。こうなってしまうと、一般的なマッサージや整体、セルフケアでは対処しきれない状態に陥ります。
当院では、そんな硬く癒着した深層筋に対して「トリガーポイント療法」で、奥深くにある深層筋を刺激し、筋本来の収縮・滑走・柔軟性などを取り戻すことで、血液の循環を良くし発痛物質である「ブラジキニン」や老廃物が排出されて痛みを改善します。

☑︎歪みにより機能しづらくなった骨・関節をリセットする「骨格調整」
その人が生きた年数分、骨格の歪みは蓄積されて問題が起こりやすくなります。骨格が歪んだ状態でいた分だけその形のまま定着し、筋肉は引き伸ばされる力が常に働く為硬くなり、関節はその状態でロックがかかって柔軟性が低下すると、硬く動きづらい関節が出来上がります。
当院では、そんな定着してしまった歪みを「足から頭」まで全身的に調整していきます。
「足根骨(足の細かい骨)」のアライメント(配列・バランス)と「骨盤」のアライメントは80%リンクしていて、相互に骨格バランスに影響し合います。
「肩こりの原因が猫背だから猫背矯正をする」
「骨盤が歪んでいるから骨盤矯正をする」
これだけでは症状の再発も時間の問題であり、根本的な解決には至りません。身体全体を細かく検査して問題をブラッシュアップし、その身体に合った全身の調整を行うことで「再発防止」を目指していきます。

☑︎偏った使い方や低下した筋力の再教育を図る「運動連鎖の獲得」
骨格が歪んでしまうと偏ったまま身体を使ってしまう事になり、「日常的に使われる筋肉」と「日常的に使われない筋肉」が出てきます。
その状態で日常生活を重ねた結果、使われる筋肉は「使い過ぎ(over use)」、使われない筋肉は「筋力低下・萎縮(dis use)」となっていき、次第にインナーマッスルとの運動連鎖(協調運動)が上手く機能しなくなります。
こうなってしまうと、身体を支える為の筋肉同士のシステムが破綻し、上手く身体を支えられない(安定しない)状態に陥ります。体幹が安定しない身体では、たとえ骨格矯正で歪みを整えたとしても身体の軸を安定させる機能が落ちている為、その場では症状が改善しても日常生活に戻るとすぐに症状が再発してしまいます。
当院では、機能しなくなってしまった「運動連鎖」を改善させる為に、体幹筋であるインナーマッスルを刺激しながら行う運動や、その他にも様々な運動療法を取り入れております。この治療を取り入れることで、骨格調整で整えた後も体幹が安定しているので、日常生活に戻っても症状が再発しにくい身体をキープすることが出来ます。

☑︎深層筋の硬結・癒着、骨格の歪みにより流れが悪くなった「神経」の正常化
骨格が歪んで筋肉が硬くなると、当然「骨や筋肉を通る神経」にもストレスが加わります。例えば、背骨の隣を縦に走る「交感神経幹」は、背骨が歪んだ状態だと捻れや圧迫ストレスを受け続け、神経自体の流れが悪くなります。身体の回復には「副交感神経」の働きが必要な為、交互に身体に働きかけるこの神経達の流れが悪くなり、身体の自己回復力が大きく低下します。こうなってしまうと、本来「回復出来たはずの筋肉や関節の痛み」や「身体の疲労感」がいつまでも無くならずに身体に残り続けてしまいます。
当院では、「トリガーポイント療法」で筋の緊張や癒着を取り、「骨格調整」で全身の歪みを整え、「運動連鎖」の治療で身体を安定化させる事により、間接的に「神経」へのストレスを取り除くことで神経の流れを良くしていきます。
身体の状態により、検査を通して神経自体に癒着や問題がある場合は、「神経リリース」という神経自体を治療する方法で症状改善へと導きます。











